高齢者と整体

高齢者に対して整体はどういった効力があるか私の経験をもとにお話しようと思います。

私が働いたいくつかのディサービスではストレッチ、筋トレ、歩行訓練などを行っていました。
やり方を工夫している施設では利用者様のモチベーションも高く、しっかりと結果がでていて、みなさま喜んでいました。

個人差もあるので中にはみるみる改善とはならない方もいらっしゃいます。
ディサービスなどは利用日数も人それぞれですし、症状もさまざまです。

整体を非常に簡単に説明すると骨格を元の位置に戻す、ということです。

骨格を元に戻すには骨格にダイレクトにアプローチする方法もありますし、筋肉のバランスを良くすることにより、骨格を動かしてしまう方法もあります。ストレッチや筋トレも、効果が出るまでは少し時間がかかりますが、骨格を元に戻すことができます。

もし、もっと早く効果を感じたい、苦痛を早く取り除きたいときは、骨や筋肉にアプローチする整体は、高齢者にとっても有効だと考えます。

高齢者への整体の安全性

整体がいくら高齢者に有効だとしても安全性に問題あれば意味がありません。

整体はいろいろな技法があります。バキボキするものからほぐしを活用するもの、揺らすもの、手を当てるだけのものなど様々です。

まず本来の整体は高齢者に限らずその人の体を実際に見て使用技術を変えていきます。マニュアルというものはないのです。同じ症状でも同じ体というのは絶対ありえません。

高齢者が骨粗鬆症であれば、マッサージのような圧力を加える施術は危険ですよね。じゃあどうするかというと揺らしのような柔かな整体技術を使用するわけです。

このように、診ている高齢者にあった整体を提供する技量があれば、整体は非常に安全であると考えています。

デイサービスでの整体の課題

最近では、ディサービスでも機能訓練に特化したところなどが増えてきていて、寝たきりにならない!いつまでも元気に!と体を動かすメニューが組み込まれているところが多いです。

非常に素晴らしいことだと思います。

PT 、OT 、鍼灸あんまマッサージなどに加えて整体師を採用し、サービスに加えているところもあり、幅が広くなっていて喜ばしいことです。

まだまだ数で言うと少ないのでこれからさまざまな分野のひとの知識や経験で健康維持のためのチームをつくるとより良いと思います。

高齢者の腰痛対策

デイサービスに勤めていたときに特に多かったのは腰痛です。それも何十年物の慢性腰痛です。分離すべり症、脊柱管狭窄症、ヘルニア。高齢者の腰痛は大体がこの3つのどれかでした。

困っている方が非常に多かったので対策をお伝えしますので、おじいちゃん、おばあちゃんに是非伝えてあげてください。

エゴスキューメソッドの活用

1、イスを用意しイスに足を乗っけて仰向けに寝る

2、膝の角度が90度、股関節の角度90度になるようにイスを調節(結構窮屈になります)

3、手のひら、目線はまっすぐ天井に向けそのまま15分くらい横になります

これだけで、骨盤のゆがみが重力の影響で矯正されますので、骨格が正常化すれば周りの筋肉も柔らかくなり腰への負担が少なくなります。毎日続けてみてください。

ストレッチの活用

高齢者の腰痛の方に共通しているのが、骨盤後傾の高齢者特有の猫背です。これを解消する簡単ストレッチです。

1、イスに座り、足を前に投げ出す。この時膝は少し曲がっている程度

2、痛くない範囲で背筋を伸ばし背筋を丸めないで前にお辞儀する

3、気持ちいい程度に30秒くらい伸ばす

ももの裏側が伸びていれば成功です。骨盤後傾ということはももの裏側の筋肉が固くそこに引っ張られているため骨盤は後ろに倒れてしまいます。

つまりももの裏側を柔らかくしてあげれば骨盤後傾は良くなり姿勢も元に戻るということです。

毎日暇をみてやるといいですね。

癖に注意する

骨格の歪みは日常の癖ですぐに歪んでしまいます。

・足を組む

・体育座りをする

・片足に荷重をかける

・バックを片方の肩にかける

・ソファーにだら~と座る

・座っているときに後ろに手をつく

など様々です。日常は毎日続きます。これらの癖が積み重なれば非常に大きな歪みに繋がります。

一度これを注意して生活してみてください。かなり改善されるはずです。

ご不明な点や疑問点はお気軽にご連絡ください。お読み頂き感謝致します。